4月になると、スペインに住む日本人の間でじわじわと広がる話題があります。
「そういえば確定申告、今年はどうするんだっけ…」
日本にいたときは会社が全部やってくれていたので、自分で動く必要なんてほとんどなかったですが、
スペインでは、会社員であっても自分で申告しなければならないケースがほとんどです。
「そもそも自分は申告の対象なの?」
「いつまでに申告すればいい?」
「スペイン語での手続きが不安…」
そういった疑問をまとめて解消できるよう、本記事では2025年度の確定申告について分かりやすく解説していきます!
そもそもスペインの確定申告とは
スペインの確定申告は、現地では「Renta(レンタ)」と呼ばれています。正式には「Declaración de la Renta」、申告に使うフォームは「Modelo 100」です。

仕組みは日本とほぼ同じで、1年間(1〜12月)に得た収入をもとに本来の税額を計算し、毎月の給与から天引きされていた税金との差額を精算します。払いすぎていれば還付、足りなければ追加納税、という流れです。
ひとつ日本と大きく違うのは、日本の「年末調整」に相当する制度がスペインには存在しない点です。会社員でも自分で申告する必要があるため、「会社がやってくれるだろう」という感覚でいると痛い目を見るので要注意!
なお、税務手続きを扱う国税庁のことはスペイン語で「Agencia Tributaria(アヘンシア・トリブタリア)」または「AEAT」と呼びます。
「Hacienda(アシエンダ)」という言葉もよく聞きますが、こちらは税務当局全体を指す言葉で、日常会話ではどちらも「税務署」くらいのニュアンスで使われています◎
自分は申告が必要?まずここを確認する
申告が必要かどうかは、収入の種類や金額によって変わります。以下のいずれかに当てはまる方は、申告の準備が必要です。

給与所得者の場合→ 1か所からの年収が22,000ユーロを超えている方は申告義務があります。また、2か所以上から給与を受け取っていて、合計収入が15,876ユーロを超え、かつ2か所目以降からの収入が1,500ユーロを超える場合も対象です(この基準額は2024年分から引き上げられました)。
個人事業主(Autónomo)の場合→収入額に関わらず、すべてのAutónomoに申告義務があります。
その他、以下に当てはまる方も対象となります!
☐仮想通貨・株式の売却益が出た方
☐家賃収入がある方
☐特定の助成金(Bono Cultural Jovenなど)を受け取った方
2025年度の申告スケジュール
今年の確定申告の期間は以下のとおりです。

2026年4月8日 オンライン申告スタート
2026年5月6日以降 電話での申告予約・受付開始
2026年6月1日以降 税務署窓口での対面申告の予約・受付開始
2026年6月25日 口座振替払いの締切
2026年6月30日 確定申告の最終締切
つまり前年度(2025年度)の確定申告は、今年(2026年)の4月~6月中に申告が必要ということです💡
締切は6月30日ですが、6月になると申告が集中して税務署対応も混み合います。還付を受ける場合は特に、4〜5月中に済ませておくのが賢明です。
ちなみに、実際に当社スタッフが4月中旬に申告を済ませたところ、5日後には還付金が銀行口座に入金されていたこともありました。スペインの行政手続きにしては異例のスピードですが、早めに動くほど処理も早い傾向があります…!
申告を誰かに頼みたい場合
「スペイン語の書類は読めない」
「自分が対象かどうかもよくわからない」という方も多いと思います。
innogroupでは、スペイン在住の日本人向けに税務サポート「innotaxes」を提供しています。
確定申告の代行だけでなく、「そもそも自分に申告義務があるのか」という確認から、節税のアドバイスまでワンストップで対応しています。
さらに、税務のほか、ビザや保険など、スペイン生活に関わる手続きをまとめて相談可能です✓
「聞いていいのかな」と迷うような些細な疑問でも、まずはお気軽にご相談ください😊✨
👉 innotaxes|WhatsAppでお気軽に相談する
👉 お問い合わせフォームはこちら
※本記事は情報提供を目的としたものであり、個別の税務アドバイスではありません。スペインの税制は毎年改正されます。具体的な判断は必ず専門家にご確認ください。
