こんにちは、innotaxes by innogroupです!
スペインで事業を行う企業や個人事業主(Autónomo)に導入が予定されている、電子インボイス制度「Verifactu」。

しかし、2026年10月5日、スペイン税務当局(Agencia Tributaria)は、Verifactuの本格的な義務化を2028年10月まで延期する方針を明らかにしました。
Verifactuはこれまでにも導入スケジュールが複数回変更されており、今回も再び延期される形となります…(^ω^)こういうところ、めちゃくちゃスペインを感じますね。(笑)
ということで!この記事では、今回の変更内容と、スペインで事業を行う企業・個人事業主への影響について分かりやすく解説します。
Verifactuとは?
Verifactuは、スペイン税務当局(AEAT)が進めている請求書の透明性・追跡可能性を高めるための制度です。
対象となる請求書発行システムには、請求書データを一定の形式で記録し、発行後の不正な変更や削除を防ぐ仕組みなどが求められます。
そのため、対象となる企業や個人事業主は、原則として制度の技術要件に対応した請求書発行システムを使用する必要があります。
2028年10月まで延期へ
2026年10月5日の報道によると、Agencia TributariaはVerifactuの最終的な導入時期を2028年10月まで延期する方針を示しました。
さらに今回は、Verifactuだけでなく、スペインで導入が予定されている電子インボイス(factura electrónica)の義務化時期についても2028年10月に合わせる方向となっています。
つまり、
Verifactu + 電子インボイス→ 2028年10月に導入時期を合わせる
という方向性です。
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日本語で相談する →実はVerifactu、これまでも何度か延期されています

Verifactuをめぐっては、これまでも導入スケジュールが変更されてきました。
当初は2025年7月1日からの対応が予定されていましたが、その後スケジュールが変更され、
2026年1月1日:法人
2026年7月1日:個人事業主など
とされました。
しかし2025年12月には再び約1年間延期され、
2027年1月1日:法人
2027年7月1日:個人事業主など
へ変更。
そして今回、さらに2028年10月まで延期する方針が示されたことになります。
そのため、Verifactuの導入スケジュールは大きく見ると、
2025年 → 2026年 → 2027年 → 2028年10月
と変更されてきたことになります。
なぜまた延期された?
今回の延期の背景には、Verifactuだけでなく、今後導入される電子インボイスやEUレベルのVATデジタル化との調整があります。
スペイン税務アドバイザー協会(AEDAF)は2026年6月、電子インボイスやEUの「VAT in the Digital Age(ViDA)」を含めた制度移行のロードマップを提案しました。
Verifactu、電子インボイス、EUのデジタルVAT制度がそれぞれ異なるタイミングで導入されると、企業や個人事業主はその都度、請求書ソフトや社内システムを変更しなければならない可能性があります。
そこで今回、制度の導入時期を調整することで、
-
システム改修コストの削減
-
複数制度への重複対応の回避
-
企業・個人事業主の事務負担軽減
-
EUのデジタルVAT制度への段階的な対応
などにつなげる狙いがあります。
企業・Autónomoは今すぐ対応しなくてもいい?
今回の延期によって、Verifactuへの対応にはこれまでより大きな猶予が生まれることになります。
特に、Verifactu対応を理由に請求書ソフトの変更を検討していた企業や個人事業主にとっては、導入計画を見直す時間が増えることになります。
ただし、注意したいのは、
「Verifactuが廃止された」のではなく、「導入時期が延期された」
という点です。
今後、正式な法令改正や技術要件、電子インボイスとの具体的な運用方法などが公表される可能性があります。
そのため、現時点で急いでシステムを変更する必要性は低くなった一方で、今後の正式発表については引き続き確認しておくことが重要です。
まとめ
2026年10月5日、スペイン税務当局はVerifactuの本格導入を2028年10月まで延期する方針を明らかにしました。
今回の変更では、電子インボイスの義務化時期についても2028年10月に合わせ、将来的なEUのVATデジタル化も見据えて制度移行を整理することが目的とされています。
Verifactuはこれまでにも導入時期が複数回変更されています。
スペインで会社を経営している方やAutónomoとして活動している方は、「Verifactuがなくなった」と考えるのではなく、対応までの準備期間が延びたと捉えておくとよいでしょう。
今後、正式な法令や具体的な対応スケジュールが発表された際には、改めて最新情報を確認することをおすすめします。
スペインの税金関連でサポートをご希望の方は、日本語対応のinnotaxesまでお気軽にご相談ください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務アドバイスを構成するものではありません。実際の申告義務や期限等は個別の状況によって異なる場合があります。